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仮想通貨 Litecoin(ライトコイン)の特徴
今話題になっている仮想通貨。世界中の著名人からビジネスマンまで、もう手に入れている人も増えてきていると思います。その流れに伴って、これから仮想通貨を始めよう!と考え始めた人、これから手に入れようと決めた人も多いのではないでしょうか?

仮想通貨を得るにあたって、まず私たちはその仮想通貨を利用するかを決めなければなりません。仮想通貨の数は今も増え続けており、端的に選ぶことは難しいと思います。
どの仮想通貨が自分に合っていて使いやすいのだろうか…?と不安に思う方に、今回はビットコインの欠点を補う新しい形の仮想通貨として注目されている”Litecoin(ライトコイン)”について紹介したいと思います。
Litecoin(ライトコイン)とはどんな仮想通貨?
少しだけ、仮想通貨の概念についてお話をすると、仮想通貨とは、「バーチャルなお金」と呼べます。つまり、端的にいうと、「データ上にあるお金」ということです。そして、バーチャルに保管してあることで、失うことはありません。失うリスクもなく、財布のように持ち運ぶ必要もない仮想通貨ですが、現在多くの仮想通貨が発足しています。今回はその中のLitecoin(ライトコイン)についてです。
Litecoin(ライトコイン)とは?
Litecoin(ライトコイン)とは、2011年、元googleのCharlie Leeによってリリースされた仮想通貨で、単位はLTCと言われています。基本的にはBitcoin(ビットコイン)と似ていると言われますが、ブロックの生成時間が2分半と短い、またマイニングの難易度が低いなど、ビットコインを軽量化したものと例えやすいのが特徴です。
簡単にまとめると。
- ブロックの承認時間が2分半
- 暗号化方式はScryptを採用
- Segwitの有効化でライトニングネットワークを実現
- 通貨間のアトミックスワップが進んでいる
ことが挙げられます。ビットコインと基本的に同じでありながら、より様々な機能を取り入れていれながら、ビットコインの基本的な構造を維持しながら、より実験的に、様々な機能を取り入れているのがLitecoin(ライトコイン)の特徴的と言われています。さて、ここよりそんなLitecoin(ライトコイン)について詳しく説明していきます。
決済スピードが違う!
具体的には他の仮想通貨とどう違うの?どっちがいいの?と思われている方に違いについて説明していきます。
Litecoin(ライトコイン)とbitcoin(ビットコイン)の一番大きな違いは、先ほど書いたように、ブロックの承認時間と、発行枚数です。そのブロックの承認時間と発行枚数の違いによって、Litecoin(ライトコイン)では決済スピードは4倍であり、発行枚数も4倍といった枚数が可能となっています。
つまり、ビットコインが1ブロックの承認時間が10分に対して、ライトコインでは2分半と4倍、そして発行枚数はビットコインの2100万枚に対して、ライトコインでは4倍の8400万枚となっています。驚きの違いですね。このように決済が速いということでもちろんメリットがあります。それは、単純により便利に使えるというところです。
また、発行枚数が4倍ということで、それだけ多くの人に流通する可能性が高くなることを意味しています。さらに付け加えると、発行枚数の上限が決まっているビットコインは、普及が進めば進むほど希少価値があがり、値上がりが続くことが予想されます。
そのこともあり、現在最も主流なのがビットコインと言われておりますが、このまま上がり続けると、日常的に利用が困難になる可能性もあります。それに対してライトコインは、発行枚数が4倍であっても現在の価格はビットコインの約10分の1であり、ビットコインの値上がりにより購入が難しくなったとしても、ライトコインは庶民にも気軽に買える価格を維持していくものと思われます。
暗号化方式Scryptの採用とは?
ライトコインでは、暗号化方式はScryptを採用していると冒頭で記載しましたが、実際に・暗号化方式にScryptとはどんなものなのでしょうか?ここではそれを説明していきます。
ビットコインと同じ構造を持つと言われているライトコインでは、取引の承認方法にPow(proof of work)を採用しています。このPow(proof of work)とは、簡単に言うと、自分のコンピュータの計算能力を台帳への記録作業に提供する代わりに、記録に成功すると報酬としてコインを受け取ることができる仕組みです。
そのブロックチェーン上で行われた取引の記録作業をマイニング(Mining)と呼んでいます。ライトコインではそのマイニングに関して、暗号化アルゴリズムにScryptを用いています。それは、ビットコインの暗号化アルゴリズムであるSHA-256と比べて、一般的なコンピューターでもマイニングに参加できる難易度に設定されているので、一般の方にも参加しやすいことが特徴です。
また、注意点としてマイニングをする際は半減期に気を付けて行ってください。マイニングの報酬が半分になる期間のことを半減期といい、発行量を調整し、インフレの防止のためなどに設けられているものです。
ライトコインを扱う取引所について
ライトコインはビットコインに比べ、まだ普及率は高くないですが、購入できる取引所は年々増えています。
現在(2017年12月)で取引可能な取引所は以下の通りです。
メモ
- CoinCheck(コインチェック)
- bitflyer(ビットフライヤー)
- GMOコイン
- bitbank.cc(ビットバンク)
- Bit Trade(ビットトレード)

コインチェックは通常取引所という形で、「取引所取引」という、買い手と売り手のユーザーをつなぐことで、仲介の役目をする取引を行っています。
しかしながら、ビットバングやビットトレードでは「販売所取引」を行っており、取引所自体が保有している仮想通貨を販売しています。また、この販売所取引のほうが、取引所取引に比べて手数料が多めに取られることが多いです。
ライトコインの今後について
まだ多くの人が利用していないライトコイン。今後の将来性について気になる部分があるとお思います。ライトコインは、ビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)の中でもあまり特殊な特徴を持ちあわせていないと言われている通貨です。
最初に書いたように、ライトコインはビットコインの欠点や穴の改善を試みている通貨という側面がありますが、あくまでビットコインの代替通貨の存在が現在は大きいです。
なので、ビットコインが高騰している際に、手軽に着手しやすいのがライトコインといえるでしょう。その目的としては、現在は果たせてきていると思われます。今後ライトコインの普及がどれほど広まるかによりますが、ビットコインの普及に伴い、注目度は上がると言えるでしょう。期待をしている方は、今のうちに購入しておくことをおすすめします。


