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仮想通貨Lisk(リスク)とは?
今話題になっている仮想通貨。世界中の著名人からビジネスマンまで、もう手に入れている人も増えてきていると思います。その流れに伴って、これから仮想通貨を始めよう!と考え始めた人、これから手に入れようと決めた人も多いのではないでしょうか?

仮想通貨を得るにあたって、まず私たちはその仮想通貨を利用するかを決めなければなりません。仮想通貨の数は今も増え続けており、端的に選ぶことは難しいと思います。
どの仮想通貨が自分に合っていて使いやすいのだろうか…?と不安に思う方に、今回は開発者にとって有用なLisk(リスク)について紹介したいと思います。
Lisk(リスク)とはどんな仮想通貨?
少しだけ、仮想通貨の概念についてお話をすると、仮想通貨とは、「バーチャルなお金」と呼べます。つまり、端的にいうと、「データ上にあるお金」ということです。そして、バーチャルに保管してあることで、失うことはありません。失うリスクもなく、財布のように持ち運ぶ必要もない仮想通貨ですが、現在多くの仮想通貨が発足しています。今回はその中のLisk(リスク)についてです。
Lisk(リスク)は、略号がLSKの仮想通貨です。
去年の2016年5月に公開されました。Liskは仮想通貨自体の名称ではなく、分散型アプリケーションのプラットフォームのことです。その特徴から、よくイーサリアムと比較されていて、イーサリアムから分岐したように思われがちですが、イーサリアムがベースになっているわけではありません。
プログラムでいうと、LiskのコードはCryptiプロジェクトのOliverのコードがベースとなっています。LSKの発行枚数に上限はないというのも特徴的で、毎年コインが新たに増えています。
仮想通貨Lisk(リスク)の特徴
リスクの特徴として他との違いは以下の通りです。
- 言語にJavaScript
- サイドチェーンを主に使用
このようにプログラミング言語に、web技術でメジャーな「JavaScript」を採用していることで、webエンジニアにとっては開発しやすい利点があります。また、サイドチェーンを使うことのメリットとしては、Liskのプラットフォーム上でつくった新しいアプリケーションにバグがあった場合に、そのアプリケーション単体を修正するだけでいいということがあります。


その場合ハッキングを受けているサイドチェーンの部分だけを切り離せば、「本体のブロックチェーンへの被害が最小限に食い止められる」というのがサイドチェーンの魅力です。

また、Liskもスイスのツークに財団を立ち上げています。現在仮想通貨の財団は一般的にスイスに設立されることが多くなっています。その理由として、スイスで設立するのは、簡単で迅速に会社を設立できる、政府からの支援がある、創設者のためのセキュリティがしっかりしているからです。
LSKの発行枚数上限はない!
具体的には他の仮想通貨とどう違うの?どっちがいいの?と思われている方に違いについて説明していきます。LSKが、ICOで最初に配布されたトークンは、100,000,000 LSKでした。LSKのネットワークが2016年5月24日に稼動して以降、101人の代表者がLiskネットワークを保護し、その活動に対してフォージング報酬を受け取っています。
そういった経緯のなか、リスクはインフレ通貨とよばれることもあり、毎年少しずつLSKの発行量が増えていきます。というのも、Liskのブロックチェーン上で新しいブロックが作成されるたびに、新しく5LSKが追加されます。


新しく5LSKが追加されていくリスクですが、それに応じて3,000,000ブロックごとにこの報酬は1LSK減少し、最終的にブロックあたりの報酬は1LSKにまで減るというルールが決められています。

また、流通量に上限はありません。フォージング報酬は101人の代表者に均等に分配されます。さらに、代理人は、ブロックで行われた取引に従って取引手数料を受け取ることができます。このメカニズムを実装することによって、Liskはコンセンサスアルゴリズムの重要な部分であるデリゲートの実行を行い、ネットワークを保護するインセンティブを作り出しています。

ベースはサードチェーンの使用
Liskはアプリケーションの基盤に、サイドチェーンを使用しています。
サイドチェーンとは、サイドチェーンの導入により、今まで複数の仮想通貨が持っていた独自のブロックチェーンが相互に結ばれ、仮想通貨全体を一つのブロックチェーンとして転送することが可能になるとされており、親チェーンからサイドチェーンへの資産移動が簡単・自由に行えるようになる革命的な技術と言われているものです。


サイドチェーンは、メインチェーンが基盤ではあれど、メインのブロックチェーン上に直接コードを書かずして、サイドチェーンごとのブロックチェーン上にコードを書くことができます。
それぞれのチェーンは独立して動作することにより、メインチェーンにない独自の機能をもたせることができます。もっとも、サイドチェーンを利用する具体的なメリットは、先ほども言いましたが、チェーンの性能・処理能力が向上することです。
また、こういったメリットがありますが、デメリットとしては、メインチェーンとは別にサイドチェーンに承認者を別に用意しなければならないことです。


Lisk(リスク)の購入方法について
Lisk(リスク)を取り扱う取引所は、日本国内だとcoincheck(コインチェック)のみとなっております。
国内最大手のひとつであるコインチェックは、もちろんLiskだけではなく、ビットコイン、イーサリアム、オーガー、モネロ 、ファクトム、ジーキャッシュ、ダッシュなど、様々な仮想通貨を扱っており、信頼性が高いです。

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Liskは海外の取引所だと、、Poloenix(ポロニエックス)、Yobit(ヨービット)、Bittrex(ビットトレックス)などで取引が可能です。
もし、海外の取引所で取引する場合には、国内で口座を開設し、BTCなどで送金する必要があります。仮想通貨について初心者やこれから着手しようと考えている人は、大手のビットフライヤーやコインチェック、ザイフなどの大手の取引所で口座を開設しておくことをおすすめします。
LSK(リスク)今後について

LISK創設者であるMax氏は、Lisk(リスク)によって以下の項目を実現したいと明確にしています。
- 技術者がブロックチェーンを開発するツールを提供すること
- 資金調達をするために、技術者にICOを管理するツールを提供すること
これは、技術者が信頼できる非中央集権型アプリケーションを開発できるようになることや、LISKトークンを通して誰もが簡単に資産を調達することができるようになることを示唆しています。2017年の成長も目覚ましく、LSKは長期的に注目したい通貨として挙げられると思います。



